ドラマの効果

いつも生徒さんには、「話せるようになりたかったら、ドラマを死ぬほどたくさん見てください!」
と言っていますが、その効果が見える方がちらほら出てきました。
ある方は、瞬間英作文の際に「どこでそんな表現を?」というような
言い回しをしてみたり、和文とまったく同じ表現ではないにせよ、
自分の知っている中で一番近い表現を選べるようになってくるんですね。
(学校英語しか知らないと、自分の中に表現のデータベースがまったくないので
何も言えず、うーん、えーと、だけで終わってしまいます)
わからなくとも、一番近い表現で表現できるようになるというのは
大きな前進です。
その生徒さんに「どこでそんな表現を覚えました?」と聞いたら、
「ドラマでそう言ってました」と。
また、別の方は「どこで覚えたかわからない」とも言っていました。
しかし、「take a nap(昼寝する)」なんて学校で教える英語じゃないので
おそらくドラマの中で聞いているうちに覚えたのでしょう。
驚くべきは、本人は覚えたことを覚えていないのです。
脳みそは、何度も同じ音を聞くと、無意識に覚えてしまいます。
(歌のメロディとか、歌詞とかがそうですよね)
ドラマを見ているうちに、知らず知らずに覚えられるのですから
こんな良いことはないと思いませんか?
また別の方は、リスニングのレッスンの時に、「この音は知ってるけど、
意味とかスペルは知らない」と言っていました。
それを聞いて私は大爆笑してしまいました。^^
私も昔、そういうフェーズがあったからです。
この生徒さんはすでにカタカナを通さず、英語の音として音をとらえて
いるんですね。だから音が認識できているのです。
でもスペルがわからないから、意味もわからない。
こういうのは、3回も同じ単語を聞くと、なんとなく意味が想像できますし、
字幕でスペルが確認できれば意味も調べられますね。
重要なのは「音を聞き取る」ことです。字幕から入るのでなく。
だんだんと生徒さんがリアル英語の世界に入っていくのを見るのは
楽しいですね。
まあそれも生徒さんそれぞれの努力があっての話ですが。。。
ちなみに私は1日約3~4時間 ドラマを見てます^^;
会社に勤めていたころは、電車の中で、行き帰りと約2時間見ていました。
これだけでも1年経つとずいぶん違いますよ。
通勤時間も楽しく効率的に英語に触れたいですね!

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