生徒さんのご感想

アメリカの大学に留学しているKさんから、とてもすばらしいご感想をいただきました!(2012.12.28)

若い方はこれから英語を使ってどんどん世界で活躍してほしいですね。
そのためには、やはり「標準的で聞き取りやすい正しい英語」をぜひ習得してほしいと思います。

どうして受講しようと思ったか

受講を始めたのは、カリフォルニアに留学して2ヶ月くらいしてからのことでした。当時、アメリカ人の話す英語がまったくききとれずに苦労していました。聞き返してゆっくり話してもらってもそれでもききとれないので、おそらく原因はスピードではなく発音のルールにあるのだろうなと思い、受講を決意しました。

どんなときに上達が感じられたか

田内先生の授業で発音のルールを知った上で英語を聞くことに慣れていったので、何を話しているのかまったくわからないということはほとんどなくなりました。発音のルールとはスペリングからはわからない「実際ネイティブはどう発音しているか」のルールのことで、これを知ることはリスニングの上では必須ではないかもしれませんが、知っていればずいぶんと楽になるはずです。
また、自分の話す英語に自信が持てるようになりました。英語の発音は、スペリングとは全く違います。Samはサムではありません。iPodはアイポッドではありません。田内先生に発音記号の読み方・発音の仕方を教えていただいたことで、自分が話している単語が彼らの知っている単語の発音とおよそ同じであること、また仮に違っていたとしても辞書の発音記号を見れば直せるということが、英語を話す上でものすごく自信になっています。僕は留学前までは発音なんてだいたいでだいじょうぶだろう!と思って発音記号なんて見ようともしなかったのですが、田内先生の授業を通して、発音のルールと発音記号の重要性は強調しすぎることはないと思うようになりました。

「発音よりも話す中身が大事」は正しいか

言語学に臨界期仮説という理論があります。ある一定以上の年齢まで当該言語に触れて来なかった場合は、どうしてもなんらかのアクセント(訛り)が残ってしまう場合がほとんどである、という理論のことで、ぼくが読んだ論文にはおよそ14歳あたりがその臨界期であるとして書かれていました。したがって、私達が今から必死にネイティブの真似をしてみても、「完璧な発音」というのはなかなか難しいものがあるでしょう。また、ネイティブが聞きたいのは私たちの発音ではなく、私たちのもつユニークなコンテンツなのだということも、また事実でしょう。

しかし、それでもなお私は「非ネイティブとしては十分な発音」の重要性を強調したいと思うのです。こてこての日本語発音というのは、ネイティブにとってはなかなか意味を取りづらい、本当に何を行っているかわからないときも少なくありません。Where is サム?(サムはどこにいるの?)と訊いた時、その場にいたアメリカ人のだれにも意味をとってもらえませんでした。Samのaの発音はターンドブイではなくアッシュだからです。せっかくみなさんが正しい文法で話していても、発音が原因で聞き取ってもらえなかったり十分な注意を向けてもらえなかったとしたら、それはとても悲しいことです。

繰り返しますが、重要なのはネイティブのような綺麗な発音ではなく、非ネイティブとしては十分に正しい、意味をとってもらいやすい発音です。そして、(僕は別に田内先生からリベートをもらっているわけではないのですが)田内先生の授業は「非ネイティブとしては十分な発音」を確実に身につけられる数少ない機会です。発音を学ぼうと思った時に、重要なのは1,発音記号を始めとして豊富な言語学の知識があり、2,日本語が話せ、3,本人の発音が綺麗 な先生に教わる必要があると思います。日本語話者でなければならないというのは、口や舌の形は母国語以外ではなかなか伝わりにくいからです。田内先生はこの3つを満たされているというのはもちろんのこと、授業のたびに熱心に教えてくださり、5分以上延長して教えて下さることも少なくありませんでした。ぜひみなさんにも、田内先生の授業で「非ネイティブとしては十分な発音」を身につけていただきたいと思っています。