耳で理解する人・頭で理解する人

これまでずっとレッスンをやってきて思ったことですが、
大体みなさん「耳で理解する人」か「頭で理解する人」のどちらかに分かれるようです。

どちらが正しいとかどちらが早く上達する、ということではなく
単にルートの違いと言いますか・・・。

耳で理解する人は、私がやったことをすぐマネしてやれるかわりに、
発音記号の理解がやや遅めなため、自力で初見の文章を読もうとした時に
お手本があれば正しく読めるけれどお手本がないとお手上げ、なタイプです。

頭で理解する人は、発音の技術そのものの発達は遅いこともありますが、
発音記号とスペルの関係、リンキングのルールなどを体系化して覚えることが
早くからできるため、初見の文章も自力である程度正しく読めます。

どちらも、最終的には発音の技術と、それ以外の知識の部分を統合して
行くので行き着くゴールは同じですが、明らかに見て取れるタイプがあるというのは
興味深いな、と思いました。

ですので、耳で理解する人には最初は音メインで発音記号の詳細な説明は後から、
頭で理解する人は最初からしっかり発音記号で説明するなど、教えるルートを変えています。

単に英語の発音と言うけれど、実際は発音の技術だけでなく、初見の文章や
会話をどうやったらナチュラルに正しく発音できるか、という知識も必要です。

面倒くさいように感じると思いますが、これらができれば、リスニングが大きく
かわります。(自分の頭の中の、期待する英語の音が変わるため)

焦らずがんばりましょうね~~!!

 | カテゴリー : ブログ