聞いてもらえない英語

先日、ある生徒さんがヨーロッパの学会に行かれたのですが、
その際、その分野ではとてもご高名な教授達と一緒に行動されたそうです。

もちろん有名な先生方ですから、カンファレンスでプレゼンを行ったそうなのですが、
なんと誰もその教授の英語がわからなかったらしいです^^;

なぜ通じていないことがわかったのですか、と聞いたら、その教授のプレゼンが
始まったとたん、話者の方を向いていた聴衆が一斉に手元の資料を一生懸命
読みだしたんだそうです(笑)なるほど~^^;

まだプレゼン中はそれでも資料があるし、教授は用意してきた原稿を
淡々と読み上げるだけなので良かったらしいのですが、プレゼンが終わって
質疑応答の時に、一応「ご質問ありますか?」と尋ねたんだそうです。
で、聴衆から質問が来たのですが、その意味がわからないらしく、
「良い質問ですね」と前置きしてから、その質問の回答ではなく、自分の持論を
展開してあやふやな感じにして終えたそうです。
なるほど、そういう手もあるのか^^;

何だかもったいない話ですね。。。
せっかくそのような場に居て、自分の英語を理解してもらえず、また相手の
言っていることもわからないなんて本当に惜しいと思います。

その後、その教授らと生徒さんはレストランに行ったのですが、
レストランのオーダーすら通じず、ウェイターさんが困って 生徒さんに
「あの人は何て言ってるの?」と聞いてきたそうです。

その生徒さんはと言えば、去年よりもはるかに英語が聞こえるようになっていて、
こちらが言ったことも聞き返されなかったので精神的にすごくラクだった、と
仰ってました。

ある程度の年齢以上になると一から発音を習うのなんて恥ずかしい、と
思われる方がいるかもしれませんが、そんなことはありません!
以前、69歳のおばあちゃまが、歌を歌いたいからと真剣に発音とリンキングを
学ばれておりましたよ。

知らないで損をするよりも、きちんと正しい発音を学んだほうが何十倍もおトクなのです。
発音を学んだ人は、自分が正しく発音したかどうかわかりますので、間違って
いなければ変に卑屈になったりしません。堂々と話すことができます。

遠方の方やお忙しい方でも、このDVDを見てしっかり練習すれば正しい英語が
学べます。普段のレッスンでやっていることを濃縮したような感じです。
こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

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