ABCは発音レッスンではない

発音レッスンというと、ABCD・・・を思い浮かべる人も多いと思います。
私も学校でアルファベットの発音だけは習ったような記憶があるような・・・
でも、アルファベットを練習するのは、単に”A”とか”B”とかの単語というか
語句を練習しているのであって、発音(音)を練習しているのではないのです。
ですから、英語の発音には、アルファベットにない音があります。
あいまい母音(定冠詞の a や、the の母音など)や、h音、サイレントL(call や
mail、wildなど)の音は、アルファベットにはありません。
日本語は文字と読みがほぼ一致している言語ですが、英語は違います。
文字にない「発音」があるのですね。
ここを取り違えていることが、大きな間違いだと思います。
発音記号はそれらを忠実に表してくれます。
例えば”connect”は日本人が読むと「コネクト / konekuto」になりがちですが、
発音記号では”k・nekt(・はあいまい母音)”となり、「コネクト」ではないことが
わかります。
発音記号というと、難しいイメージがありますが、通常のアルファベット+12の記号を
覚えればいいだけですので、一度覚えてしまえば 簡単です。
発音記号を覚えることは、英語本来の音を覚える第一歩です。
カタカナと英語は違う、ということを理解する第一歩です。
発音レッスンは文章で行わなければ意味がないですが、それも始めは単語からです。
難しそう、なんて思わずに、発音記号を一度学んでみてくださいね。

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