リーズナブルって日本語でもよく言いますよね。
この場合は「値段が安い」「お値ごろ」という意味ですね。
私の元上司がよくreasonableという単語をよく使っていましたが、英語でreasonableと言った場合は「見合う」とか「筋が通る」とか そういう意味で使います。
「日本のカスタマーはunreasonableだ」とかよく言われました ^^;
たとえば、メーカーがある商品を売りました。しかし使っているうちに一部壊れてしまいました。メーカーとしてはその壊れたものを直す義務はありますが、たまに「わが社が受けた損害を負担しろ」とか言うお客様がいるわけですね。そういう場合にunreasonableだ、というわけです。
もっと簡単に言えばギブアンドテイクの精神で、それがイコールでないとおかしい、と。
よくも悪くも、アメリカはサービスというのは払った対価分だけのサービスを受けるという考え方に慣れているようで、売る方と買う方が同じ目線で話しています。日本では売る方は買う方よりもはるかに低い目線で話しているように思います。
この点ではアメリカのほうがreasonableですね。
しかし、日本の商品のクオリティの高さは「とことんまで追求する」気質のおかげです。いつも 「これくらいしか払ってくれないならこれくらいしかやらない」という姿勢のアメリカではこうはならないでしょう。
一概にどちらがいいとは言えないのでしょうが、日本人は「これはこうあるべきだ」「~なくてはならない」から離れてもう少しreasonableになってもいいのではないかと思います。
そんなわけで上司と話すときは、いつもこれがreasonableかどうかを考えてから話していました。
日本語の「リーズナブル」と本来のreasonableがずいぶん違っていることがおわかりいただけたかな、と思います^^