この間、アメリカ人の友人とドトールで話していましたら、
50代くらいのオジサンがつかつかとやってきて「うるさい!」と。
しかもその後何だか英語で言っておりましたが(英語で文句を言いたかったんでしょう)
残念ながら意味不明でした。
アメリカ人は声が大きいですよね。男性女性に関わらず。。。
これは声を出すところが違うせいです。
英語は喉を閉めずにおなかから息をそのまま出しますので
体が共鳴して声が大きくなるのですよね。
対して日本人やアジア人は言語のほとんどを喉から上しか
つかいませんので声も軽くそれほど大きくないのが普通です。
私も声が大きいほうなので二人でしゃべっていたらそれなりに
うるさかったのでしょう。
とっさに私は「すみません、気をつけますので・・・」と言いました。
友人も困惑した顔をしながら「スミマセン・・・」と言いましたが、
そのオジサンが行ってしまってから、友人は「謝らなければ良かった。
何も悪いことはしてないよ。ここは図書館じゃないんだし」といって
憤慨してました。
次にその友人に会った時、「I’m still angry about that.」と言って
その怒鳴ったオジサンに対して怒っているのではなく、謝ってしまった自分に対して
腹がたっていると言ってました。
これってあまり日本人にはない考え方ですよね。。。
ほとんどの日本人が、誰かから言いがかりをつけられた際に自分は悪くないと
思いながらもその場を治めるために「すみません」と言うと思います。
逆に考えると、日本人は本当に悪いと思っていなくても謝るということでしょうか。
これってどうなんでしょうね~~。
まあ、上記のような考え方がすべての日本人、アメリカ人にあてはまるとは
思いませんが、自分の予測を超えた発言だったので考え直すきっかけになりました。
日本人て「話す」のが苦手ですよね。
あのオジサンにしても、単に頼めばよかったんだと思います。本を読んでるので
もうちょっと静かに話してもらえると助かる、というように・・・
英語だとこういったことを言うのはわりと簡単ですし言われたほうも気にしない
のですが、日本語ですと言う事自体がためらわれるという感じがしますね。
英語だと笑って「Would you mind~?」って 「ちょっと気をつけてくれるかしら」
くらいのニュアンスで言えるのですが 日本語だと 重~くなりますよね。
日本人も もう少し物事をオープンに話す教育をするといいんじゃないかなあ、
なんて思いますね。