ネイティブすべてがそうだというわけではないですが・・・
少なくとも、日本語の音声を知っていて、日本人がどのように
日本語英語を話しているのかを理解している人でなければ
ネイティブには発音を教えられないと思います。
(面白いことに私の師匠のアメリカ人の言語学者も同じことを
言っていました。一般のネイティブには発音を教えることはできないと)
ネイティブには「正解」しかわからないからです。
ネイティブには「不正解」と「正解」の違いがなんなのかわからない。
発音の上手さだけに限って言えば、当然ネイティブから教わったほうが
良いということになり、実は私もずーーーっとそう思っていました。
しかし、実際に私がAEOを始めた当初、ネイティブの講師を雇って
発音を教えさせてみると・・・
全然うまくいかなかったんですね。(ちゃんとトレーニングしても、ですよ)
これはやはり彼らが日本人、日本語のクセを良く知らないためだと
わかりました。
正解しか知らない人に、正解と不正解の違いを説明することはできません。
私はいつも生徒さんに発音を教えるときに、「正しい発音」と「間違いの
発音」を両方やって見せます。あなたが今言ったのはこうで、正しくは
こうです、と。そして両方やってみてもらいます。
そうすると、その「差」が明確になり、どこを変えたらよいかはっきり
自分でわかるんですね。
発音で独学が難しいのは、CDなどの音声を聞いて繰り返しても
どこか違うような気がするけど どこが違うのかはわからない、
ということです。
私はそこを助けたいと思っています