この間、お昼にハンバーガー屋さんに入ったんですね。
ハンバーガー屋さんといっても、マクドナルドとかモスバーガーとかの
ファーストフードではなくて、どっかーんと大きなハンバーガーとフレンチフライが
山のようについてくる、US風の「ちゃんとした」ハンバーガーレストランです。
やっぱりアメリカ人は本場のハンバーガーの味が恋しいと見えて、
この手のレストランは外人率40%前後あります。
座ってから、前後から聞こえてくる会話が全部英語なので、一瞬USかと
思ってしまうほどです ^^;
後ろのテーブルでウエイターさんがアメリカ人のお客さんから注文を取っていたんですが、
その英語がとても上手なので思わず振り返ったら、そのウエイターさんも外人でした。
しかし、よく聞いてみるとナマリがあるので、アメリカ人ではなさそうです。
スパニッシュ系かなあ、という感じでした。
そのウエイターさん、とっても感じがよくて、てきぱきと仕事をしてオーダーを
キッチンに読み上げていました。
そうだよね、ここは外人率高いんだし、英語が話せる人がいないとね~~~
この人は外人さん担当のなのかな、なんて思ったその時、そのスパニッシュ系
(と思われる)ウエイターさんがいきなりきれいな日本語で「いらっしゃいませ!!」
と言ったのです!
それが、外人がよく言うような「イラシャイマセ~」じゃなくて、日本語の
「いらっしゃいませ」だったんです!しかも、発声もちゃんと日本語式に変わっていて
日本人特有の喉で話す発声ができています。
一体どこでそんなに日本語が上手になったのか、たまげてしまいました。
「いやまてよ、こんなに日本語がうまいんだから、日本育ち・・・?」
かと思いましたが、やっぱり微妙な てにをは が違っていたりするので
第一言語ではなさそうです。
間違いなく日本語も英語も第一言語ではないのですが、どっちもすごく上手い!
思わずどうやって学習したのかインタビューしそうになってしまいました 笑
また、このウエイターさんは一目みてわかるほど熱心に仕事をしていて、
サービスはこうでなくちゃ、と思える瞬間でした。
私がでかいハンバーガーとフレンチフライをペロリと食べて は~満足だ
などと思っていると、すかさず「コーヒー、いかがですか?」と聞いてきます。
(本当は ~いかがですか、ではなくて お持ちしましょうか、が正しいと
思うが、そこは日本人じゃないので)
「お願いします」と答えると、「はいっ、かしこまりました」と言って コーヒーを
持ってやってきました。
他にも ハンバーガーのメニューを説明したり とにかくよく働いていました。
帰り際に 席を立ったら、きちんとこちらの目をみて「ありがとうございました!」
と言われて思わず「いやこちらこそ」と言いそうになってしまいました ^^;
その時、なんとなく罪悪感が走りました。
チップを置きたいが、日本ではそんな習慣はありません。
チップを置いたとしても、100円とか200円とかコインになってしまい、
なんとなく サマになりません。
こういうとき、アメリカではチップをはずんだりして、そうすると
向こうもうれしそうにしたりなんかして、とっても気持ちよく出てこれるんですけど
日本にそのような習慣がないことが残念に思えました。
レストラン業界において、日本のサービスは低いと思います。
USや、特にヨーロッパは「おいしい食事とサービスを楽しんでもらう」
という考え方が定着していて、良いレストランでは、おいしい食事と
それと同じくらい気分がよくなるようなサービスが受けられます。
「サービスが良い」というのは何も モノを提供するということじゃなくて、
お客さんが気分よく過ごせるような心配りなんですね。
日本にもそういうサービスを提供するレストランが増えてくれば
いいなあ、と思います^^