私の生徒さんは、多くの方が英語初心者、発音初心者です。
そんなわけで、最初は1音1音、とてもゆっくり始めます。
でも、ある程度のレベルまできたな、と思ったら・・・
崖から突き落とします(笑)
(ほんとに突き落とすわけじゃないですからね)
ほとんどの日本人がそうですが、「英語を速くしゃべる」ということに
慣れていないんですよね。でもある程度のレベルまで来た人にとって、
「速さ」は絶対に外せないものです。
大体、ある程度のスピードで話せなければ会話に適用できません。
リスニングも速く話せるようになるほど、上達していきます。
私もそうでしたが、生徒さんは「間違えてはいけない」と思って
1音1音ゆっくり発音しようとします。そこを、「もっと速く読みましょう」
「もっと速く」「さらに速く」・・・とやっていくと、生徒さんは「そんなに速く
読めませ~ん」みたいな顔をしながら 5回、6回とトライするうちに、
「あれ?できた」となるわけで、その時はみなさん一様に
「あれえっ???」みたいな顔をしますね。
そしてその後、「なんだ、自分もやればできるんだ」という自信になるんですね。
そのあたりから、本当にすらすらと英語を話すように読むようになっていく
方が多いです。
一度その感覚をつかむと、なんだか自分がネイティブになったような
気がして、「私ってば英語しゃべってる~~!!」みたいな感じで
うれしくなるんですよね。
発音も大事だけど、ある程度の速さで話せないと使い物になりません。
どっちもバランスが大切ですね。
というわけで、次は誰を崖から突き落とすべきか、思案中です 笑
あ、ちなみに ライオンは本当に子供を崖から突き落としたりしないそうです。
寓話の中の話のようですね。なんにしても、レベルアップのためには
自分が快適な範囲から抜け出す必要があるということですよね。