日本語と英語の違い

「理研ら、日本人が英語の発音や聞き分けが苦手な原因の一端を解明」

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/10/12/052/index.html


うーん、解明というか 日本語と英語の音韻体系が大きく異なることは
すでによく知られていますし いまさらな感じがしなくもないですが、
こういう研究が行われていることはとても良いことですね。
で、結局どうやって英語を聞き取れるようにするのか、という解明には
至っていないようなのですが、私の考えでは ブログでも再三伝えている
通り、自分でもその音を出せるようになるということが必要だと思います。
先日、面白いことがありました。
リスニングの練習をしているときに、早くて崩れた発音の場合、wが聞こえない
ことがあることに気がつきました。
ネイティブに聞いてみると、その音声はかなり早口だが wの音は発音されているとのこと。
ということは・・・、と考えて、はっとしました。
以前、ネイティブにwの発音がたまに聞こえないことがあるよ、
といわれたことがありました。
でも大抵はきちんと言えているので問題ないけど、注意したほうが
いいね、と言われたことがありました。
ああなるほど・・・
ということで、日常会話モードでもしっかりwを発音するように
心がけています。
wはしっかり唇を使って、なおかつ うなるような感じで音を出します。
なので おそらくきちんと言えなかった時というのは肺から息を出して
おらず、口先だけで発音しようとしていたんですね。
こんなところでリスニングと絡んでくるとは思っていませんでした。
リスニングと発音が密接な関係にあることは 実践からも明らかなのですが、
リスニングの上達「だけ」に関して言えば、発音ができないと決してネイティブスピード
を聞き取れるようにならないのか、と言うとそうではありません。
ディクテーションを繰り返し、ネイティブのどんな音が、実際にどのようなスペルなのか
ということを少しずつ学んでいけば、発音できなくても聞き取れるようになります。
しかし、この場合は時間がかかるのと、実際に自分が話す際には 正しい発音で話すことは
できないので(リスニングだけで正しい発音を習得することは大人にはかなり難しいです)
コミュニケーションの手段としては片手落ちになってしまいますね。
レッスンを新たに始めた生徒さんのほとんどが、「これって本当に英語なんですか?」と
仰います。それくらい、日本人が習ってきた英語と、実際の英語の音、話し方には
違いがあります。
でも、慣れてくればこっちが本物だ、ということがだんだんわかってくるんですけどね ^^
発音を学ぶことは、英語学習において遠回りをしているように見えて、
実は 水面下で「英語を吸収する土台」をつくる働きがあります。
ですので、一旦 英語発音の基礎ができると、単語を覚えたりフレーズを
覚えたりするのも 耳がベースになるので、本などで覚えるよりも ずっと早く
学習できるようになりますよ^^

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